月額500円程度でVPSを運用できるVULTRの紹介です。
- VULTR(ヴァルチャー)は米国フロリダにある会社で、日本法人はない。(LinkedIn)
- 欧米・アジア・日本等の17拠点のデータセンターを使用している。
- 従量課金(使用時間に応じた課金)、インスタンス停止時も課金対象。
- 様々なプランがあるが、500円程度のLinuxプランは次の通り。
- $2.5、$3.5のVPSを作成する場合、特定拠点でVPSを作る必要がある。
- $1を110円で換算。(現在の為替レート)
プラン(円) スペック 提供拠点 備考 $2.5プラン
(275円)CPU: 1, MEM: 512MB, SSD: 10GB “New York(NJ)”“Atlanta” IPv6のみ
(IPv4使用不可)$3.5プラン
(358円)“New York(NJ)”のみ $5.0プラン
(550円)CPU: 1, MEM: 1024MB, SSD: 25GB 全リージョン - 個人的な評価
- $2.5プランは格安だが、IPv4を使用できないので使い道が限定される。固定IPの追加は$3/月になっており、割高。
- $3.5プランは格安でIPv4を使用できるので開発や検証用途ではよいと思う。
- $2.5/$3.5プランは、米国拠点しか選択できない。海外拠点だと遅延が比較的大きくキー入力や画面操作がもっさりするので、インタラクションを多用するような使い方にはお薦めできません。(このような使い方を想定するなら、日本拠点で提供される$5プラン以上をお薦めします。)
- バッチ処理のように主要な処理で人が介在しない処理や、数秒/数分等のように処理に比較的時間がかかるようなサービスでは、遅延時間は無視できるので$3.5が合うのではないか思います。(例えば、60秒かかる処理の中で300ミリ秒程度の遅延はどうでもよく思える、ということ。)
- WebARENA(Indigo)やServerMan等のような在庫切れやインスタンス追加制限はなく、検証用にサクサクとインスタンスの追加・削除でき、とても快適です。
(VULTRでも、たまに在庫切れになるようです。) - 個人的には、WebARENA等より200円ほど高いですが、自由度をとり、日本拠点の$5プランを使用しようと思います。一時的な検証等では、米国の$2.5や$3.5プランを使おうと思います。
- 海外が主となるVPSなので、セキュリティを気にするのであれば、日本法人のサービスをお薦めします。。。
- 海外拠点と日本拠点の遅延時間
- 海外拠点と日本拠点での遅延時間の違いを測定してみました。
- 私の作業端末から各拠点のVPSにpingを実行し、応答時間を調べてみました。
- ブラインドタッチによるキー操作を行った際の使用感を参考として記載します。
ping宛先 ping応答時間 参考)CLIの操作感 “New York(NJ)”拠点
$5プランのVPS160 [ms] キー入力に対して画面反応が若干遅い。(0.3秒程かな?)
ちょっとストレスを感じる。“Japan”拠点
$5プランのVPS4 [ms] キー入力に対応する画面応答が良い。
違和感なく使用できる。 - 次のリンクからユーザを登録すると、お試しのチャージ(30日間有効)が付いてきます。
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そういうのを気にする方には、右側の一般向けのお得リンクをお薦めします。
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