事象
- Windows 10のインストール時、エラーでインストール場所を選択できない。
- エラーメッセージは次の通り。
選ばれた場所にWindowsをインストールできませんでした。メディアドライブを確認してください。エラーの詳しい情報: 0x80300024。
- Windows 10 Pro 64ビットをUSBメモリからインストールします。
- 私の環境は後述のようにSSDとHDDを使用しており、SSDの「ドライブ1パーティション1」にインストールする前提です。
- エラーメッセージは次の通り。
- 自作PCの環境は次の通りです。詳細はこちらで紹介しています。
分類 名称 型番 CPU Ryzen 5 3400G BOX
(AMD)YD3400C5FHBOX マザーボード Fatal1ty B450 Gaming-ITX/ac
(ASROCK)B450 GAMING-ITX
/AC/M/ASRKグラフィックボード (CPU内臓のVegaを使用) – メモリ DDR4 PC4-21300 8GBx2
(ADATA)AD4U266638G19-D SSD SSD M.2 500GB
(Crucial)CT500P1SSD8JP HDD 3.5インチ/2TB/5400rpm
(Western Digital)WD20EZAZ 電源 450W セミプラグイン
(玄人志向)KRPW-BK450W/85+
対応
ネットを調べると、0x80300024エラーになる状況は様々のようです。
私の環境の場合、UEFIモードでのインストールになっていないことが問題のようです。
起動デバイスとして、USBではなくUEFIデバイスを選択することで事象を回避できました。
- インストールに使用する起動デバイス(TranscendのJetFlashというUSBメモリを使用)が次のようにUEFIとUSBで表示されます。
- 使用しているマザーボードFatal1ty B450 Gaming-ITX/acでは、BIOSではなくUEFIが標準となっています。そのため、インストール時のブートデバイスとしてUEFIデバイス(画面例の”UEFI: JetFlashTranscend 32GB 1.00, Partition 1″)を選択する必要があるようです。
- ここでUSBデバイス(画面例の”USB: JetFlashTranscend 32GB 1.00″)を選択すると前述の事象が発生します。USBデバイスを選択して当該画面でディスクをフォーマットすると、BIOSモードで使用されるMBR形式でフォーマットされます。そのため、USBデバイスから起動すると、BIOSモードになっていると推測されます。
- 対応手順
- ブートシーケンスで、OSイメージが格納されたUEFIデバイスを選択して起動する。
- ウィザードの指示にそってインストールを進める。
- インストール場所の選択でGPT形式でフォーマットされたディスクを選択します。
MBR形式のなっている場合、次のようにエラーが表示されるので、インストール先のディスクを一旦「削除」してから「フォーマット」します。(この結果として、ディスクがGPT形式になり、「新規」を選択できるようになります。)このディスクにWindowsをインストールすることはできません。選択されたディスクには、MBRパーティションテーブルがあります。EFIシステムでは、GPTディスクのみにWindowsをインストールできます。
- 「新規」を選択して容量割り当てを行います。
- 割り当てが完了すると自動的にパーティションが複数作成されます。
プライマリのパーティション(画面例の場合は「ディスク1パーティション3」)を選択して「次へ」を選択します。 - 以降は通常のインストールが続行され、インストールが完了します。