ランニング向けのワイヤレスイヤホン(Anker Soundcore Liberty Neo 2)

はじめに

  • 通勤やジョギングなどでSoundPEATS Q30 Plusを使用していました。
    スポーツでの使用も想定して防水になっていますが、ジョギング時に使用すると脱落してしまいます。イヤーパッドを変更して調整することで脱落頻度は減りましたが、ケーブルが上下に揺れて気にもなります。
  • 5,000円前後で比較的安く、スポーツでも脱落しづらいSoundcore Liberty Neo 2を購入してみました。

製品

  • 基本的な仕様は次の通りです。
    項目仕様
    製品名・型番Soundcore Liberty Neo 2
    A3926511 (ブラック) / A3926521 (オフホワイト) / A3926531 (ネイビー)
    重量イヤホン本体:約 6 g / イヤホン+充電ケース:約 59g
    再生可能時間最⼤10時間(イヤホン本体をワイヤレス充電した場合)
    最⼤40時間(充電ケースで充電した場合)
    防水規格IPX7 (水面から1mで30分浸水しない)
    Bluetooth規格Bluetooth 5.2
    補足イヤホン左右のボタンで再生・停止・曲送りなどの操作が可能
    ボイスアシスタント(Siri等)の呼び出し可能、明記されていないがマイクも使用可能

付属品

  • 付属品は次の通りです。
    クイックスタートガイド、安全マニュアル
    充電用ケーブル(USB-C&USB-A)
    イヤーチップ(XS/S/M/L/XL ※Mサイズは本体に取り付け済み)
    イヤーウィング(S/M/L ※Mサイズは本体に取り付け済み)
    Soundcore Liberty Neo 2本体、充電ケース

充電ケース

  • イヤホン本体は充電ケースに保管します。
    充電ケースから取り外すとイヤホンの電源がオンになり、ペアリングしている機器に自動的に接続します。充電ケースに収納すると、イヤホンの電源がオフになります。
    充電ケース本体には残バッテリー情報を示すインジケータ(3つのLED)が付いており、イヤホンを充電ケースに収納した際に数秒点灯します。これは、使い終わった後に充電するかどうかのヒントになります。
  • 充電ケースの背面にUSB-C接続部分があり、付属の充電ケーブルを使ってイヤホンを充電できます。
    イヤホン本体とワイヤレス充電器で充電することもできますが、充電ケースを使った方が短時間で長時間の再生ができます。

イヤホン

  • イヤホン本体のイメージです。
    (写真は右イヤホンです。)
  • イヤホン装着時のイメージです。
    イヤーウイングが耳の内側に引っ掛かり、外れづらいです。

操作方法

  • 充電ケースからイヤホンを外すと、電源がオンになりペアリングされた機器に自動的に接続されます。
  • イヤホン左右のそれぞれにボタンが付いており、それらのボタンの押し方で操作が可能です。
  • 既定のボタン操作は次のようになっています。
    後述しますが、ボタン操作に対応する機能をアプリでカスタマイズできます。
    Anker製品ページから抜粋)
  • GoogleアシスタントやSiriを呼び出すことができます。
    • 後述しますが、仕様やマニュアルなどの公開情報に記載がなかったのですがマイクも付属しており、通話やアシスタントへの指示が可能です。
    • 私の場合、イヤホンをiPhoneに接続し、Siriが使用できることを確認しました。
    • なお、Siriの音声が小さい場合、Siri起動中にボリュームを上げ下げすることで対応できます。詳細はAppleの公式サイトをご覧ください。

Soundcoreアプリ

Soundcoreというアプリで、イコライザーやボタンカスタマイズ等のイヤホンの各種設定が行えます。
ここでは、iPhone版のSoundcoreアプリ(v2.9.9)を例に説明します。

ホーム

  • アプリのホーム画面です。
    ホーム画面の左上ボタンで登録済みの機器一覧、右上ボタンでファームウェアバージョンの確認・更新、ガイドの確認が行えます。

イコライザー選択

  • ホーム画面の左下ボタンからイコライザー画面を開くことができます。
  • 好みのイコライザーを選択できます。
    「ロック」「ポップ」等のようにあらかじめ定義されたイコライザー(プリセット)を選択するか、独自に定義したイコライザー(カスタム)を使用することができます。

ボタンカスタマイズ

  • ホーム画面の右下ボタンからコントロール画面を開くことができます。
  • ボタン操作に対応する機能をカスタマイズできます。
    「シングルタップ」「2回タップ」等のような操作に対して、音量アップ、次へ(曲送り)、再生/一時停止等といった機能を割り当てられます。

使用した感想

  • 激しいスポーツでもイヤホン脱落を心配せずに使用できる。
    • 前述のイヤホン装着時のイメージのように、イヤーウイングが耳の突起に上手く引っ掛かり、とても外れづらいです。
    • 商品レビュー等で言及されていますが、確かに激しいスポーツをしても外れないように思えます。購入から4か月使用していますが、外れたことはありません。

  • 早送りのボタン操作が面倒に思う。
    • 私の場合、Amazon Music等のプレイリストの曲を流しながらジョギングします。あまり気に入らない曲はスキップしたいのですが、既定の「曲送り」は「右:長押し(1秒)」になっており、走りながら手を1秒上げ続ける動作が面倒なのです。
    • そのため、次のように「曲送り」操作を「右イヤホン:2回押し」にカスタマイズしています。
      操作既定の操作カスタマイズした操作
      曲送り右:長押し(1秒)右:2回押す
      曲戻し左:長押し(1秒)左:2回押す
      再生右:2回押す右:長押し(1秒)
      停止左:2回押す左:長押し(1秒)
  • Bluetooth接続が安定しています。
    • 基本的に問題なく使用できていますが、本当に稀に音飛び(数ミリ秒、音がでない)します。これは、この商品固有の問題というよりワイヤレスイヤホン全般に起きうる事象かもしれません。
    • レビューを見ると、一部で音質やペアリングなどの問題が報告されています。このようなトラブルを回避するために、可能な限り早くファームウェアを最新にアップグレードすることをお薦めします。
  • 外で使用する場合は安全に気を配る必要がある。
    • 耳の奥まで挿入することになり、外の音が聞こえづらいです。
    • 音楽に集中したい場合は良いと思うのですが、ジョギング等で外を走る場合、車や自転車等の音が聞こえない場合があるので危ない場合があります。
    • 私の場合、ジョギングで走行ラインを変更する際は安全確認のために、必ず後ろを振り返るようにしています。
    • この辺の問題を解決するために、少々お高いですがShokzの骨伝導イヤホンを購入してみました。
      こちらでレビューしていますが、外の音が良く聞こえるようになり、ランニングの他にサイクリングでも使用するようになったお薦めのイヤホンです。

参考

Windows環境での使用

Bluetoothが有効なデスクトップ(Windows10)でも使用できました。
Windows 10(64ビット)に次のTP-Link商品を装着して接続確認しました。

マイク機能

仕様やマニュアル等の公開情報では見つけられませんでしたが、マイクが付いています。
これは、実際に使ってみた結果(スマホを遠くに置いてイヤホンからSiriに指示等)や、次のようにWindows接続時のマイクの認識(入力デバイスとして”Soundcore Liberty Neo 2 Hands-Free AG Audio”が認識されている)から判断しています。また、実際の会議(Teams)でも通話できることを確認しました。

モバイルバッテリーからの充電

  • イヤホン等の小さめのアクセサリをモバイルバッテリーで充電しようとすると、供給する電流が小さすぎて充電をやめてしまうモバイルバッテリーがあります。
  • 持っていたAnkerのモバイルバッテリーAnker PowerCore 10000で充電を試した所、問題なく充電できました。
  • 念のため、充電できるモバイルバッテリーの条件をAnkerさんに問い合わせてみました。
    次のように低電流モードに対応するモバイルバッテリーをお薦めされました。Ankerさんの多くのモバイルバッテリーで低電流モードが使用できるようです。

    「Soundcore Liberty Neo 2」でございますが、3.5W(5V=0.7A)以上出力のあるモバイルバッテリーですと仕様上はご使用になれます。
    ただ、製品によっては「Soundcore Liberty Neo 2」がモバイルバッテリー側に求める電量が少なすぎる為に充電ができない可能性もございますので低電力モード搭載の製品の方がよろしいかと存じます。