新型コロナウイルス対策のために手指消毒用の消毒液を準備してみました。
背景
2020年5月現在、家庭用や携帯できる消毒スプレーやジェルを購入できるようになりましたが、その多くが海外製でちょっと懸念があります。一方で、消毒液の代用となる酒造メーカー系のお酒が入手しやすくなったので、オフィスや持ち携帯用の消毒スプレーを準備してみました。
- 海外製の消毒液に対する懸念
2020年5月現在、マスクや消毒液が多少買えるようになりましたが海外製のものが主で、私的には含有成分やアルコール濃度が偽装されていないかが気になります… - オフィス等に置かれている謎の消毒液
オフィスの管理者の方が入り口に消毒液を置いてくれているのですが、100均の入れ物に入れられており、どういう目的で何を入れているのかちょっと心配。自分で納得したものを使いたい… - 日本製消毒液の新型コロナウイルスへの効果
日本のメジャーなメーカーの消毒液系の製品=新型コロナウイルスに効果がある、と勝手に思い込んでいました。ですが、新型コロナウイルスに対する効果が確認されていないものもあったりします。結局、当初から有効性が認められている「医薬品及び医薬部外品たる手指消毒用のエタノール」、またはそれに類するものがが分かりやすく安全(外れづらい)だと考えています。 - 入手しやすくなった消毒用エタノールの代替品
2020年4月に手指消毒用とのお酒の販売が可能になりました。手指消毒用のエタノールの代替品として、アルコール77、アルコール60等のアルコール度数を高めたお酒を使用できます。
ネットでは競争率が高く購入しづらいのですが、意外に近くのスーパーやドラッグストアで制限なしで販売している場合があります。衛生用品ではなくお酒売り場で販売しているせいか、結構売れ残っている場合があります。
準備方法
高濃度アルコールの入手
- 最寄りのドラッグストアやスーパーのお酒売り場で購入
私は埼玉の住宅街に住んでいるのですが、最寄りのドラッグストアやスーパーのお酒売り場で菊水酒造さんのアルコール77を購入できました。ネットでも予約していたのですが送料がかからない分、こちらの方がお得です。
なお、菊水酒造さんの販売サイトは次の通りです。tosakikusui powered by BASEこのたびアルコール度数77度の高濃度スピリッツ「アルコール77」の製造を開始。関係省庁のご指導のもと、4月10日から出荷…
- その他、ネットでの購入先
転売にご注意、サイズ・重量的にどうしても配送料が高めになるようです。リンク
容器の入手
- 100均での容器購入を断念
ぱっと思い浮かぶのは100均で売っているようなプラスチック容器ですが、100均に行っても品切れで売っていませんでした。 - より安全なガラス容器を使用
アルコール77のような高濃度アルコールを入れるにはPP, PE等を素材としたものを選択する必要があります。PETでも高濃度アルコールを入れられるものもあるそうですが少々心配。
そもそも、このようなプラスチック容器は安く大量生産するものなのでほとんど海外製じゃないか?素材の偽装はないのか?とか考え始めるとキリがない…高濃度アルコールに対してプラスチックより安全なガラス容器を選択しました。 - 容器の使用実績が多そうなショップで購入
密林のよく分からないショップより、この手の容器の使用実績が多そうなショップを考えました。
私の場合、下記のアロマクラフトショップで購入しました。(スプレー部分はPP素材とのこと。)- 仕事用のバッグやポケットに入れて持ち運ぶための10mlのガラス容器スプレー
- オフィスの自席に置いておくための50mlのガラス容器スプレー
アルコール対応型!安心のガラス製!ガラス製 スプレーボトル(茶色遮光瓶)極細スタイリッシュボトル 10ml(手作り香水 アトマイザー アロマクラフト ルームスプレー) | 【煮沸消毒できる業務用モデル】ガラス製 ブルースプレーボトル(青色遮光瓶)ホワイトヘッド 50ml(手作り香水 アトマイザー アロマクラフト ルームスプレー) |
容器への移し替え
50mlの容器は、小さめのじょうごがあれば移し替えできると思います。
10mlの容器はかなり小さいので化粧用のスポイト(先が尖っていない注射器)を使っています。
どちらも100均で購入できると思います。
その他
- 50mlの容器はオフィスのデスクに置いたままにするので良いのですが、10mlのものに関しては持ち運びするので、落として容器を割ってしまう可能性があります。これは、マスキングテープを貼って割れづらくしています。
- 私の場合、胸ポケットに入れたりするのですが、これからの暑い時期は汗が付きやすいので、ビニール製のマスキングテープにすればよかったと後悔しました。
- 出社、昼食、トイレ等の結構な頻度で消毒液を使います…そもそもの正しい消毒液の使い方について調べてみました。一般の人は、丁寧に流水+石鹸で手洗いすれば大丈夫だが可能であれば消毒した方が良い、手洗いできないなら消毒液を使用する、と理解しました。
- 厚生労働省の「新型コロナウイルス対策 身のまわりを清潔にしましょう。」では、「手洗いを丁寧に行うことで、十分にウイルスを除去できます。さらにアルコール消毒液を使用する必要はありません。」とあります。
- 同じく厚生労働省の「新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)」も参考のこと。(「手洗い」で検索)
- 手洗いには「日常的手洗い」「衛生的手洗い」「手術時手洗い」という種類があり、それぞれで手の洗い方が異なるそうです。ネットの情報だと新型コロナウイルス対策として、手洗い+消毒が必要となる「衛生的手洗い」が必要、という情報もあります。