2021年10月に東京エクストリームウォーク100のビギナー部門(36km)に参加してきました。
概要
- 東京エクストリームウォーク100は、2019年6月から開催されている100kmウォーキング大会です。
制限時間26時間以内に100kmを歩き切る「過激・極限(エクストリーム)」な内容になっています。
年に春・秋の2回実施されるようです。 - ここで記載する情報は2021年10月に実施された内容に基づいています。
最新の情報は次の公式サイトをご覧ください。
なお、関西エクストリームウォーク100もあります。 - 2021年10月開催時の内容は次の通りです。
この回からビギナー部門が新設され、初心者でも参加しやすくなりました。部門 距離 制限時間 参加人数 備考 エキスパート部門 100km 24時間 合計最大2,000人
(最少催行人数 500人)チャレンジ部門 26時間 ビギナー部門 36km 8.5時間 500人 2021年10月の開催から新設
コース
- どの部門もスタートは小田原城址公園で、エキスパート・チャレンジ部門100kmのゴールは朝日新聞東京本社、ビギナー部門36kmのゴールは江ノ島水族館横の公園(湘南海岸公園 クラゲ広場)です。
- コース上にはエイドステーション(AS)、チェックポイント(CP)が用意されており、それぞれでドリンクや食べ物がもらえ、休憩できます。もらえる物品は限られるので、足りない分は自分で用意する必要があります。各所で何がもらえるかは、後述の「参加のご案内」をご覧ください。
- エイドステーション・チェックポイントは、どちらも「開始時間」「閉鎖時間」があり、閉鎖時間を過ぎると利用できません。
- チェックポイントには「関門時間」が設定されており、この時間を過ぎるとリタイアになってしまいます。
関門時間と閉鎖時間は異なるので注意が必要です。(開始時間<関門時間<閉鎖時間) - Googleマップ上では、エイドステーションは黄色マーク、チェックポイントは緑マークになっています。
トイレマークが多数ありますが、大会用に特別に用意されたものではなく、公園や海岸等の公衆トイレです。 - ビギナー部門の場合、第1エイドステーション(平塚しおかぜ広場)、ゴールとなる第1チェックポイント(湘南海岸公園 クラゲ広場)を使用します。
参加者の年齢層など
完全に筆者の主観と想像ですが、実際に見てきた参加者層のイメージです。
興味を持っているより多くの方が参加できるよう、公式サイトで「年齢層毎の参加人数やリタイア率」等の統計情報を公開してくれることを希望します。
そう意味では、目的・年齢層・参加形態(グループ・ソロ)等での参加者の感想があったりすると、イメージが湧きやすいかもしれません。
- 20~40歳くらいのグループ・ペア・ソロが多かった気がします。(参加条件は20歳以上)
- グループに関して、女性のグループ・ペア、男女混成のグループが多い感じがしました。
- たいていの女性グループやペアは楽しそうにずっとおしゃべりしているようでした。
そんなにおしゃべりしていたら距離が短く感じるのではないでしょうか、ある意味羨ましいです。 - 男性のソロは、ガチガチでスポーツに来ました、的な風貌の人が結構いました。
イヤフォンして自分の世界に入っている女性ソロの人を何人か見ました。歩くのがかなり速かったので専門にやっている人たちかもしれません。 - 男性だけのグループやペアというのはほとんど見なかった気がします。
男性だけだと自分勝手で足並みをそろえなくなるからですかね… - 60歳前後のご夫婦と思われるペアもほどほどいた気がします。
横に並んでおしゃべりしながら歩く封す、後ろを歩く旦那さんを気にしながら歩く奥様、など。
(個人的には、見ていて優しい気持ち?になれます。) - 今回2021年10月30日の参加者の情報は次の通りです。
(開催日の約10日後の2021年11月11日に公式のインスタで公開されていました。)項目 エキスパート・チャレンジ部門
(100km)ビギナー部門
(36km)参加者 912 名 708 名 ゴール者数 702 名 662 名 ゴール率 77.0 % 93.5 % 最速ゴール 14時間45分 5時間3分 平均年齢 48.09 歳 46.07 歳 最高齢 男性: 79 歳, 女性: 78 歳 男性: 83 歳, 女性: 79 歳 男女比 3 : 1 49 : 51 参加都道府県 29 都道府県 15 都道府県 個人的な分析結果です。
- 100kmは女性や高齢の方の参加比が少なくなっています。36kmは男女比が均等でより高齢の方が参加しており、ほとんどの人がゴールできています。初心者にとってビギナー部門は参加しやすく、達成感を得られやすいと思います。
- 平均年齢は47前後で、若者より年配の方に注目されている大会です。エキスパート・チャレンジ部門の方が平均年齢が高いので、より年配の方の方がチャレンジ精神が旺盛なのかもしれません。
- 100kmの参加者都道府県は29都道府県で、全国の都道府県数47で考えると約61%になります。全国的に注目を集めた大会なのだと思いました。
- 個人的には、年齢層別のゴール平均時間、ゴールできた人の最高齢が気になります。
申込から開催日当日までの流れ
- 募集要項の確認と申込
- 公式サイトの募集要項を確認の上、公式サイトから申込と支払いを行います。
- 2021年の場合、当初の申込期限は9月28日(火) 24:00でしたが、途中から約1週間後の10月4日(月) 24:00に延長されました。
- 「参加キット」の受領
- 申込と支払いが完了すると開催日の約2週間前から参加キットの郵送が開始されます。
- 2021年の場合は開催日が10月30日(土)で郵送開始が10月20日からでした。
- 参加キットにはナンバーカード(ゼッケン)が含まれています。
後述しますが、スタート開始時間を把握するためにナンバーカードのアルファベット(ブロック)を把握しておく必要があります。
- 「参加のご案内」の確認
- 参加キットと前後して、公式サイトで「参加のご案内」(PDFファイル)が公開されます。
- 参加部門やブロック毎の受付開始時間やスタート時間、手荷物預け方法、その他注意事項等の詳細が記載されているので、必ず目を通す必要があります。
- 必要物品の準備
- ウォーキングのために必要となる一般的な物品や飲食物を準備します。
- 「参加のご案内」上での必携品は、携帯電話(or スマホ)、ヘッドライトです。
- その他、モバイルバッテリーがあると安心です。
- 開催日当日
- 「参加のご案内」にある受付時間を目標にして移動します。
- ビギナー部門はAM8時過ぎからの受付です。私が住む埼玉からは遠いので、ほぼ始発電車で向かうことになりました。
- 現地では着替える場所はないので、ウェアを着て向かいました。
参加キットの内容
- 参加キットに含まれる郵送物は次の通りです。
- 注意事項・誓約書 1枚
- ナンバーカード(ゼッケン) 2枚
- 安全ピン(8本入り)
- 参加賞Tシャツ(エキスパート部門、チャレンジ部門)
- 参加賞タオル(ビギナー部門)
- 注意事項・誓約書は次の通りです。
裏面が同意書になっているので、記入して当日に受付に提出します。
- ナンバーカードと安全ピン
前後に付けるためにナンバーカードは2枚、安全ピン8本が同梱されています。- ナンバーカードは紙ではなく不織布のような変わった素材でできており、汗や水に強そうな感じです。
- ナンバーカードを見て自分のブロックが分かります。このブロックによって手荷物預けやスタート時間が異なるので重要な情報になります。(エキスパートやチャレンジ部門の人たちはA, B, C等の若いもの、ビギナー部門の人たちはそれより後ろのE, F, G等が割り当てられています。)
- 1枚には当日の受付で荷物を預けるために使用する「手荷物用荷札」が付いており、切り取って使います。
手荷物用荷札を見ると「赤いビニタイを穴に通して手荷物に結んでください」とあります。後述しますが、赤いビニタイは手荷物を預ける際にもらえます。 - ほとんどの人は、ウェアの前・後、ウェアの前・リュックに付けていますが、ショートパンツの片側横に付けている人もいました。
- 参加賞Tシャツ・タオル
私の場合はビギナー部門だったので参加賞はタオルでした。
ウォーク中に赤いTシャツを着ている人が多かったので、おそらくエキスパート部門、チャレンジ部門の参加賞Tシャツだったのだと思います。
開催日当日
駅からのアクセス方法
小田原駅の東口を出て、人の流れに乗って南に進むと小田原城址公園(二の丸広場)に辿り着けます。
受付開始時間前にはナンバーカードを付けている人が沢山歩いているので迷わないと思います。
なお、小田原駅に到着すると改札内の女子トイレは参加者と思われる女性たちの行列になっていました。改札を出て小田原城址公園までにもトイレはありますが、早め早めに済ませておいた方が安全だと思います。
受付からスタートまでの流れ
二の丸広場で受付後に手荷物を預けます。
自分のブロックの開始時間近くになったらスタート会場に集まります。係員の放送に従ってスタートの列に並びます。
受付会場
二の丸広場の中央に受付が設置されています。
受付で検温してもらい、誓約書の提出を行います。問題なければ、腕にバンド(参加証明目的?)が巻かれます。
預けたい手荷物がある場合、受付の裏側にある手荷物預け場所に向かいます。
誓約書を忘れた場合、誓約書とそれを記載するためのテーブルが用意されているので、そこで記載できます。
二の丸広場は広く、受付前の準備や受付後の待機などで使えます。
数が限られますが、奥にテーブルもあります。
手荷物預け場所
受付の裏側で手荷物を預けられます。
預け先窓口は、エキスパート・チャレンジ部門(100km)とビギナー部門(36km)で異なります。
預け先窓口にいくと、大きいビニール袋と赤ビニールタイを渡されます。
預けたい荷物に手荷物用荷札(もともとナンバーカードに付いていたもの)を赤ビニールタイで結び、この荷物をビニール袋に入れます。私の場合、トートバッグに手荷物用荷札を付けて、ビニール袋に入れています。
(最初は荷物を入れたビニール袋に手荷物用荷札を付けたのですが、「それでは外れてしまうので、手荷物に手荷物用荷札を結んでください。」とのこと。他の人も間違えていたので、だったら最初からそう説明するかイラストや例示があればいいのに、と思いました。)
奥にE, F, G等のブロック毎のコンテナがあるので、自分のブロックに対応する場所に手荷物を積んでもらいます。
スタート会場
ブロック毎にスタート時間が異なります。
自分のブロックのスタート時間近くになったら、スタート会場(銅門)に向かいます。
ちなみにスタート会場の隅にパネルがあるので、記念撮影ができます。
時間に合わせてブロック毎にスタートしていきます。
この日は暑くなる予報で、スタート時は20度弱で日中は20度を少々超えるような気候でした。
スタート時点でほとんどの人がウインドウブレーカーを着ていました、半袖は少なかったですが、日中はほとんどの人が半袖でした。
ウォーキング開始
続きはこちらで紹介しています。