他の歩道利用者の迷惑にならなければ野宿(テント泊)を許可しており、直火は禁止、とのことです。
これは、2025年1月現在の話であり、環境・利用状況によりルールが変わる場合もあるので、必要に応じて確認することをお薦めします。
- 伊豆山稜線のロングトレイルを検討しています。トレイルの中間地点付近になる宇久須峠(うぐすとうげ)でテント泊しようと考えたのですが、自然保護区で禁止されているような情報もあるので、テント泊が可能かどうかを調べてみました。
- Googleマップによると、宇久須峠の住所は「伊豆市持越」になっているので、「伊豆市 観光商工課」に電話で聞いてみたところ、次のような回答でした。どうやら稀な質問だったようで、少々待たされましたが、担当の人に変わってもらい、丁寧に教えて頂きました。
- 宇久須峠を含む「伊豆山稜線歩道」は静岡県の複数の市区町村を跨いでおり、伊豆山稜線歩道運営協議会(静岡県+伊豆市・西伊豆町・沼津市)が運営・管理している。
- 他の歩道利用者の迷惑にならなければ野宿(テント泊)の利用を許可している。
- 直火は禁止している。
- 伊豆半島の海岸の一部では、6月~9月までキャンプ禁止区域を設けているが、伊豆山稜線歩道ではこのような制約はない。
- 伊豆山稜線歩道は、天城峠から西側に続くルート、詳細は「伊豆山稜線歩道」でネット検索すれば分かると思われる。
- 伊豆市のホームページを見ると、天城峠より東側(八丁池とその周辺、戸塚峠~小岳~万三郎岳~万二郎岳までの地域の2か所)は、国立公園・第2種特別地域内の特別保護地区になっており、キャンプが禁止されている=野宿不可?のようです。
- 宇久須峠での野宿のためのtips
- 夜は強風になるようで、テントの場所や向きを考慮した設営が必要です。当然、ペグダウンが必要となりますが、地面が固くて苦労するようです。ペグハンマーがあると重宝するようです。
- 宇久須峠から一番近いトイレは、風早峠を東に進んだ「あまぎの森駐車場」のトイレです。ネットの情報では蛇口から取水できるようですが飲料不可のようです。途中の壁から湧き水が出ている個所もあるそうです。いずれにせよ、浄水器・煮沸が必要と思われます。もしかしたら、宇久須峠に行く前に立ち寄った方が楽かもしれません。
- もっと充実した宿泊環境や水・食料の調達をしたい場合、宇久須峠から南に1時間程歩いた所にある「西天城高原 牧場の家」を使うのもお薦めです。以前はテントサイトもあったようですが、現在はコテージ(5人以上を想定)のみになっています。
- なお、「あまぎの森駐車場」は、Googleマップやストリートビューではピン・マークとして確認できなかったので、他のネットの情報から位置を推測しています。(2025年1月現在)
- 参考