2022年7月末(平日)に雷鳥沢キャンプ場に宿泊してみました。
基本情報
雷鳥沢キャンプ場の基本情報です。
名称 | 雷鳥沢キャンプ場(雷鳥沢野営場) |
公式サイト | 公式サイトはありません。 雷鳥沢キャンプ場に関するお知らせは立山自然保護センターや富山県サイトで確認できます。 |
住所 | 〒930-1403 富山県中新川郡立山町芦峅寺雷鳥平 |
施設 | 管理事務所、水洗トイレ、水場(生水は飲用不可、煮沸が必要) (売店なし、入浴施設なし、ゴミ捨て場なし) |
営業期間 | 4月下旬~10月下旬 (10月下旬~4月下旬は休業、気温や降積雪状況によって毎年変動) |
利用料金 | 大人1泊1,000円(2泊以上の場合、1泊毎に1,000円追加) ※小学生以下は無料 ※以前はもう少し安かったのですが値上げしています。 |
予約方法 | 予約不要(予約不可、テントサイトは早い者勝ち) |
アクセス概要 | 室堂ターミナルから徒歩約45分 |
駐車場 | なし(車でのアクセス不可) |
問合先 | TEL: 090-1632-9141 (雷鳥沢野営管理所) ※キャンプ場内 TEL: 076-463-5401 (立山自然保護センター) TEL: 076-444-3396 (富山県 県自然保護課) |
その他 | 標高2,277m(標高2,450mにある室堂ターミナルより170m程低) 気温は平地に比べ13度程低く、沸点は92度程。 キャンプ場の工事に伴う利用規制あり |
アクセス方法
- 雷鳥沢キャンプ場は、立山(富山県)の雷鳥沢にあります。
- 立山黒部アルペンルートの室堂ターミナルから、徒歩45分程の場所にあります。
- 長野県や富山県からの立山黒部アルペンルートへのアクセス方法はこちらをご覧ください。
- 室堂ターミナルからキャンプ場までは、ほぼ一本道で少々のアップダウンがある登山道が続きます。
- コンクリート+石敷きの登山道になっており、歩きやすくなっています。
- 途中で、みくりが池、みくりが池温泉、雷鳥沢キャンプ場ヒュッテ等の前を通過します。
- キャンプ場までの道は一本道で看板がでているので迷くことはないと思います。なお、Googleマップでは正しい徒歩ルートを検索できませんでした。
天候と服装
- 室堂ターミナル近辺(室堂平)の年間気温は、Google(NOAA)で公開されています。
キャンプ場は室堂ターミナルより150m程低いので、1.5度程気温が高い計算になります。月 平均最高気温 平均最低気温 月 平均最高気温 平均最低気温 1月 -10 -16 7月 14 6 2月 -9 -16 8月 15 7 3月 -5 -14 9月 11 3 4月 2 -9 10月 5 -4 5月 7 -4 11月 0 -9 6月 10 2 12月 -6 -14 - 室堂の年間気温は次からでも確認できますが、それぞれ条件が微妙に異なります。
- ヤマレコ(平均・最高・最低気温)
- 立山室堂山荘(2005~2012年の平均・最高・最低気温)
- 過去の天気|立山黒部アルペンルート(各月の上中下旬の平均気温)
- 季節ごとのお薦めの服装は、立山黒部アルペンルートのサイトで紹介されています。
- 天候の状況は、ライブカメラを定期的に確認することで把握できると思います。
- 2022年7月末の状況です。
- 雲の流れが速いためか、天気の変化が早く、曇り予報でも短期で雨が降ったり、晴れて青空が見えたりしました。レインウエアは持っていたのですが、降ったり止んだりだったので傘の方が良かったと思いました。
- 日中は暑く、半袖の気分ですが直射日光が強いので、帽子+長袖がお薦めです。
- 早朝や夕方等のように日が出ていない時間帯は寒くなり、ウインドウブレーカーやソフトシェルが必要でした。
- 最低気温は8度程の想定でしたが、2日間計測してみたところ、12度(朝5時時点)でした。
- モンベルのシームレスダウンハガー800 #3(快適温度8度)を使って、Tシャツ・靴下で寝ました。
Tシャツだけだと寒くもう1枚追加で寝ました。いつも足が寒くて起きてしまうのですが、そんなことはありませんでした。
(当初は快適温度8度の#5を購入しようと思ったのですが、それだと寒い可能性があるのでモンベル店員さんに#3をお薦めされました。) - 朝・夜は、湿度がかなり高く、テントの結露が激しいです。
- 蚊はいないのですが、小さな虫が多く、ゴミに集まってきます。
リンク
混雑状況
- 黒部アルペンルートの混雑時期・時期に比例してキャンプ場も混雑すると思われます。
黒部アルペンルートの混雑状況は混雑予想カレンダーで確認できます。 - 黒部アルペンルートサイトの情報だと、基本的に次のように混雑するようです。
- 7月下旬~10月中旬頃までは、特に始発便から数便が混み合います。
- 4月全線開通~5月GW、お盆、9月・10月連休期間は、早朝より午後まで混雑が続きます。
- 登山やトレッキングに出かける早朝の時間帯にトイレが混雑します。
- 2020年9月の3連休では、トイレの大行列(3時間待ち)でニュースになる程混んでいました。
- 混雑日に出かける場合、念のため携帯トイレがあった方が良いかもしれません。
- 私が行った7月末(平日)では、混雑による待ち時間はほとんどありませんでした。
- 信濃大町から扇沢までのバスは5名程しか乗車していませんでした。
- 扇沢の窓口の方に聞いた所、コロナ前は平日でも外国人が多く混雑していたそうですが、今は比較的空いているそうです。
- コロナの規制が緩和され、外国人を含めた観光客が戻ってくると状況は変わるかもしれません。
キャンプ場の外観
キャンプ場の東西に十字の通路(コンクリート+石敷き)が伸びています。
南側に管理事務所(雷鳥沢野営管理所)や水場・トイレ、北・東側には称名川があります。
キャンプ場の利用
こちらで紹介しています。
キャンプ場の景色
- キャンプ場の朝の景色です。
山影から朝日が昇り始めます。 - キャンプ場の東側・南側の景色です。
称名川が流れており、飲食物を冷やしたりすることもできます。 - 夕方から夜の景色です。
- 夕日が南・東側の山を照らして綺麗です。日が完全に落ちると星空が広がります。常に雲が移動しており、曇っていても断続的に星空が見えました。
- これらの写真はiPhone12のナイトモードと三脚(露光30秒)で撮影しており、詳細はこちらで紹介しています。
東京からのツアーの例
- 参考として、2022年に私が使ったJTBの旅行プランを紹介します。
- JTBでは毎年「立山黒部アルペンルートツアー」を提供しており、往路・復路での電車・バス等の交通手段、アルペンルートを行動する上で必要となるバス・ロープウェイ・ケーブカー等の交通手段を全て含んだツアーになっています。
- 立山黒部アルペンルートツアーでは、長野県(松本)からアクセスする「長野イン」、または富山県(立山)からアクセスする「富山イン」を選択できます。また、通り抜けするかどうか(長野県イン・富山アウト、または、富山イン・長野アウト)を選択することもできます。
- ツアーの条件として、工程のどこかでホテル・旅館等の1日以上の宿泊を含んでいる必要がありました。この条件を含んで入れば、JTBの工程として宿泊しない日が含まれていても良いようです。
- ショッピングモールや駅等で、JTBの立山黒部アルペンルートのパンフレット(紙)を入手できます。デジタルパンフレットも発行されています。
計画を立てる時は紙のパンフレットが便利かと思いますが、友人達と共有する場合はデジタルパンフレットが便利です。 - 雷鳥沢キャンプ場は予約を受け付けておらず、JTBでは手配できません。
- ちなみに、このツアーは店員さんでも少々条件が複雑なようです。窓口で予約しましたが、料金が少々安くなっていたので確認した所、一部の手配が漏れていました。料金は想定通りか?、手配が抜けている交通手段はないか?、等を確認して頂いた方が安全です。
- 私の場合、東京から松本(長野県)に前泊、雷鳥沢キャンプ場に2泊、富山市(富山県)で1泊しました。山登り以外も充実した観光ができました。
1日目 東京~松本 午後に松本に入り、松本城や縄手通などを観光。
松本市内のホテル(JTB手配)に宿泊。2日目 松本~黒部~室堂 アルペンルートを登り、黒部ダム、室堂ターミナルを観光。
雷鳥沢キャンプ場に宿泊。3日目 室堂周辺 一ノ越、雄山、浄土山を巡り、温泉に入る。
雷鳥沢キャンプ場に宿泊。4日目 室堂~立山~富山市 弥陀ヶ原や富山市内を観光。
富山市内のホテル(JTB手配)に宿泊。5日目 富山市~東京 レンタカーで白川郷、雨晴海岸を観光。
新幹線で東京に帰る。